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矢田川橋梁 初見参

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普段は、木曽の山の中でしか会わないこの機関車。
愛知機関区のEF64。
今日は、趣向を変えて名古屋市内で撮影してみました。

この撮影地は、矢田川の新守山側です。
始めは古虎渓あたりにでも行こうと思って電車に乗っていると、この橋を通過。
駅からそれほど遠くなさそうだと思って新守山で下車し、線路沿いに川の方へ向かっていったらここに出ました。

現場に立ってみると、これはもう同じ中央線でも中央東線の立川-日野間の多摩川橋梁にそっくりな雰囲気です。
そこそこ都市化していて、そこそこ自然が残っているという意味です。

多摩川橋梁は渇水期になると、1キロ下流の橋へ回ることなく、その場で渡渉をすれば対岸にショートカットできますが、ここは水量が多くて流速も早いので、守山の自衛隊から装備でも借りてこない限りは多摩川ほど簡単に渡渉できそうもありません。
矢田川橋梁 初見参_b0209918_17264863.jpg
しかし。
多摩川との一番の違いは、都心部との距離であります。
こちら、矢田川はご覧のように名古屋あたりのビルが一応見える距離です。
夕方あたりになったら、都会の喧騒を抜け、的な作画も可能でありましょう。
片や多摩川のほうは、新宿まで20キロ、東京まで30キロありますからそういう作画は無理。
夕方はむしろ富士山を背景に食ってしまった方が画になるという場所ですから、立地が違えば画作りも変わるもんです。

で。
撮影したのは、名古屋口で「多治見貨物」「春日井貨物」と呼ばれるコンテナ列車。
いずれも、列車の行先がテツの間では、その列車をあらわす略称として定着したものです。
あたくしが普段、中央西線の貨物撮りをしているのは、ここから100キロ以上離れたエリア。
多治見貨物も春日井貨物も、どちらも見たことがなかったのであります。

そして。
木曽では「朝貨物・昼貨物・夕方貨物」の1日3本、季節運転ものを含めても日に5本の貨物列車が撮影可能。
ところが、名古屋口にまいりますと多治見・春日井の2往復4本が追加され、日に9本もの列車が撮影可能なわけでして、まことに効率がよろしくなります。

さらには、小牧の飛行場なんぞも目と鼻の先ですから、列車と飛行機の掛け持ちも可能。
木曽も6年近くやってきたので、これからちょっと名古屋口も攻めてみようかと思った次第。

中央線は、ナニゲに東京から名古屋までを結ぶ路線。
片道300キロ、こうして線路沿いを歩いておりますと、あちこちに小ネタがあり、飽きませんな(^^ゞ

by yonige | 2017-11-04 17:48 | 中央線