不可抗力
その電車は、新製されたばかりのピカピカの新車。
そこへ、やはり鹿が
鹿;おかあちゃんは偉大なり!
と、特攻。
すると。
鹿は神様のところへ行った。
それは分かります。
しかし。
脱線した新品の電車は、その場で大ざっぱにぶった切られて解体されちまったのであります。
まさに、死車1輌の死亡事故であります。
そこで、あたくしたちは
「安物のステンレス電車を入れたから、こうなるんだ」
「そもそも、最近の電車は根性が足りない」
「それに比べて201系は」
なんぞと、立川北口にあった今はなき「武蔵野」というビアホールで語り合ったものでした。
ところで。
201系の跡をついだE233系も、201系同様に青梅線専用の「青」編成がございます。
そして、6輌と4輌に分割併合可能で、中央線から青梅線への直通運転と、青梅線・五日市線内の折り返し運用の両方に使用できる車両を「H」編成といいます。
さらには、中央線内専用の10輌固定編成とした「T」編成もございます。
すごく簡単にいうと、中央線の電車の真ん中辺に運転室がついている電車が「H」編成で、頭からケツまでストレートに通り抜け可能で、200メートル障害物競争をやれるのが「T」編成であります。
写真は、在りし日の201系「青」編成。
しっかりとした鋼製車体のため、鹿や猪の特攻を跳ね返し、電車の貫禄を見せつけていたことでしょう。
by yonige | 2017-10-19 22:26 | 中央線